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ギリさんのブログ

結婚ってなんだろう?写真ってなんだろう?

フォトネクスト・ブライダル産業フェアに滑り込みで行ってきた。
フォトコンテスト、頭突きしてる写真ばっかりだった(^^;;
ブライダルポーズ、なんだかなぁ?って思ってしまう。エンドロールもしかり。10年前から皮肉なほど不変的だなぁ。
何事も新しけりゃいいってもんじゃないけど、ね。
 
色出しとかストロボワークとかチャレンジしてても、なにも感じない写真ばかりだったなぁ。
相変わらず大手がいっぱいの図。
もっと若手やフリーが活躍する登竜門みたいになればいいのに。
 
 
・・・と、ここまでがFacebookのつぶやきだったのですが
言葉足らずだったので、補足します。
 
よくあるブライダルポーズ、例えば向かい合って頭ごっつンとかお互い腰に手を回すとか一緒にブーケ持って見つめあうとか
色々あると思うんですけど、そういうものに一切疑問を持たないで伝統的に続いていることが不思議だと思います。
 
10年前に写真をはじめた時、不自然だなぁ?こんなポーズやらされたら嫌だなぁ?って思いました。
だからいつも疑問を持っていたし、「そう思うなら、お前はどうすんねん?」
って自分に突っ込みを入れながら人間について、結婚について考えながらやってきました。
 
「先輩がやってるから、こう撮るのが正解」
それに対する疑問の余地がないところとか、会社や契約している式場等々
何も感じたり意見したりしてこなかったからこういう時代になったのかな、とも思います。
 
良い伝統はしっかり伝承するべきだし(型ものとか)、
よくないと思うところはそれに変わるものを生み出すとか、
しっかりと相手や自分と向き合って気持ちを込めて表現していく努力をしていかなければならないと思います。
 
誰も彼もがニーズにニーズを重ねて、必至に流行を追う「結婚式」というものと
それに右にならえした写真。私はそれら全てに疑問を持ち続けています。
 
「ご新郎様、ご新婦様」
私はずっと苦手な言葉でした。
そう呼んでしまったら、一対一で向き合っていない気がしてしまうのです。
だから私は昔から呼びません。そのため、「カメラマンさん」って呼ばれることもありません。
 
 
「物事を考えるのをやめたら終わりだ」と、知り合いに言われたことがありますが、
本当にその通りだと思います。
何のために結婚式があるのか?何のために写真を撮っているのか?
キッパリと答えは出てこないのかもしれなせんが、日々考えながら
発展していく、やがて鮮明になっていく、そう思ってます。
 
 
 
 
写真に関連する商品についてもですが、「写真がおもちゃみたい」って
感じちゃったのが今回の第一印象でした。
 
 
新商品を生み出すメーカーさんも正直大変だと思います。
売れるものを作るのが第一だと思うので・・・
 
 
あの手この手で見た目をかわいくし、「部屋に飾ってインテリアに」
そういうコンセプトを感じる商品が沢山眼につきました。
もう少し、写真を、時間を、思い出を、ルーツを・・・そういった本質の部分を
大切に考えられた商品が提案されると嬉しいな、と思いました。
 
 
SNSがこれだけ世の中を支配する時代、写真は人に欠かせない身近なものになりました。
人になんとか見てもらうために、
「写真に何個も何個も不鮮明なタイトルを付け発信し、そこに一定の評価がなければ恥ずかしいので削除する」
若い人たちはこれが日常であり、ちょっとした文化になってます。
私にはそれがとても恐ろしいことに感じてしまうのです。
 
 
だからこそ、私達プロの写真家・写真屋さんは写真の本質を伝え、広げていかなければ
ならないんだと思います。
 
 
決して見栄や誇示のために家族写真や結婚式写真があるんじゃないよ、ってことを。
大切な記念日を写真屋さんに撮ってもらうことと、写メとの違いを、しっかりと
教えていかないといけないんだと思います。
 
 
「感動する」「ゲストを感動させる」とか営業ツールにする前に、もっと大切なことを
伝えなくちゃいけないと思うんです。
 
自分の子供を自分の思いのままにおもちゃのように飾り立てて
人に見せたりとか競ったりとか、なんか違うと思うんです。
 
 
私は写真を通して、日常にある等身大の、もの・こと、に気がついて欲しいと
考えてます。それが幸せにつながるとかそういった部分は人それぞれだと思います。
しかし、その積み重ねがその人たちの歴史になり、一族のルーツになり、
受け継がれていくものなんだと思います。
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だからこそ、そのままを残したいと願うのです。そこに流行で自分を曲げてしまったり、
見栄を張って自分より大きく見せてしまったり、謎のポーズやよくわからない
ものを使って、後で恥ずかしいって思っちゃう写真を残して欲しくないんです。
 
 
いつもぶっきらぼうにつぶやいてしまって、なんだかやんちゃな頃の駆け出しの自分のままで
いましたが、私もそろそろ年齢や経験的にもそういう立ち位置ではなくなったことを
実感してきましたので、まとめてブログに書かせていただきました。
 
 
最後に、
 
結婚は産業ではない、
私はそう思います。
 
 
片桐裕二
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