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ギリさんのブログ

終わらない夢を・・・

「アップ行ってきまーす!!」

なんだこの男は!?

それが彼の第一印象だった。

 

そんなに必死にならなくたって、別にいいのに。

そんなこと思った20年前の社会人一年目の研修店舗での出会い。

 

それから1年後。

テキトーにそれなりに社会人やってた。

 

人事異動で彼との再会。

彼は店長、僕はヒラ。

 

まだハタチだったし、不貞腐れた。子供だった。

そりゃ、当然の結果なんだけど。

 

でも、1週間で生き返った。いや、生まれ変わった。

真っ正面から「必要とされた」ことが恥ずかしくも、嬉しかった。

人を扱う、テクニックとかそんなもんじゃなかった。

 

まるで漫画の主人公のようなアツさと危なっかしさ。

そこにいる誰もが彼のカリスマ性に魅了されたんだと思う。

 

ヒラだったけど、多分そのエリアで一番頑張った。そう思えるくらい頑張った。

「こいつのためならなんでもしてやるぜ!」って本気で思ってた。

そのアリアで出会った同世代の怪物が彼女だった。勝手にライバル視してたけど、

相手にされていたかどうかは分らない。でも、その存在は僕をさらにヤル気にさせた。

 

その後、結果を出して出世。みんな離ればなれになった。

 

こともあろうに結果が出ず、また腐った。降格してのらりくらり。

気がついたらまた楽な道を歩いてた。

 

彼は遠くから見てても何十店あるなかで常に先頭を歩いていた。

 

数年後、大規模なエリア編成の中、偶然かと思ったけど彼は僕を拾ってくれた。

こんな僕をまた必要としてくれた。

 

単純な僕はまたヤル気になって、結果を出し始めた。

そして僕は店長に返り咲き、彼はさらにずっと先を歩いていた。

 

次のステップでもあり、新天地を求めて彼は会社を出た。

暫くして、背中を追って僕も出た。

 

井の中の蛙とはこのこと。

彼が統括するグループの中で、今までのようにはいかなかった。

僕なんかより「デキル」人間がいっぱい集まっていた。

 

「結果を出したい」「力になりたい」「かっこつけたい」

思えば思うほど空回り。全てが上手く行かなかった。気がつけば仕事もプライベートもズタズタになっていた。

 

僕はある決意をした。

「離れる」ということ。

 

正直、これ以上着いて行けない。みっともない。みじめ。

「くやしい」という気持ちよりも、それらが上回ってしまった。

 

きっと心のどこかで、「この人に着いて行けば、なんでも成功する」みたいな甘えがずっとあった。

それに気がついてしまった。だからこそ、流されず自分の意思で決めたかった。

 

忘れもしない、浅草の夏。多分沖縄料理屋さんだったと思う。

僕は気持ちを正直に全て伝えた。顔も見れないくらいかっこ悪かった。

 

そんな情けない僕に対して、「3つ許せないことがある」と語り始めた。

ひとつは夏の繁忙期の真っただ中に辞めるということ。

ひとつは上司・部下の関係の前に俺たちは友人じゃなかったのか?とつぶれる前に

一言も相談しなかったこと。

そしてもうひとつは、そんな悩んでいる僕に気づけなかった自分に対してだった。

 

 

彼はこんな僕の内情に気づけなかった自分に対して責めた。涙を流しながら・・・

 

あの日、人生で一番泣いたと思う。

色々な想いがあった。

 

でも、僕は自分で決めた道を進んだ。

そして誓った。次に会う時は今度こそ胸を張って、一人前の男として顔を合わせる!

それが僕の社会人としてのモチベーションだった。

 

そして写真との出会い。

経験もしたことが無い、出だしの遅れた未知の世界の中で、下積みの繰り返し・・・

でも、モチベーションはずっと高かった。あの頃の夢をまた見たかった。

 

・・・そして5年後、独立を決意した。

フリーカメラマンを目指すよりも、迷わずチーム運営を選び、はじめから起業という形でスタートした。

 

 

ギリフォトワークスは8期目、カシュカシュは6年目を迎え今に至る。

楽なことばかりじゃなく、吐きそうになるくらい経営は大変だ。

でも頑張れるのは、社会に出たばかりのガキの頃からの、あの時の想いがあるからなんだと思う。

 

20年か。人生の半分、なかなか長い付き合いだなぁ〜と思う。

 

 

そんなある日、ある撮影依頼が入った。

何よりも勝手に待ち望んだ撮影依頼だった。

 

なんだか、今日は色々と思い出してしまった。

昨日はあまり眠れなかったよ。

本当、不思議な気持ちだなぁ。

あの頃とちっとも変わらない笑顔。ちょっと照れもあるけどね。

黒と赤のエプロン、取っておけばよかったかなぁ〜なんて。

カシュカシュの新スタジオでの初めての撮影。

初撮影には最高の2人。

めいっこちゃんも着物姿で可愛かったな。

一生懸命描きました(汗

 

本当に年上なのか??ネバーランドに住んでるのでは??

こうして写真を撮るのが夢だった。僕自身、この写真は一生のタカラモノになるだろう。

 

でもまだ夢の途中。

 

人生の中で「師匠」と呼べる人はそんなにたくさんいるもんじゃない。

でもまぎれも無く、彼は僕の師匠であり、かけがえの無い友人だ。

 

これからもずっと、僕は彼の背中を追っていく。

一生かかっても追いついてみせる。

 

それが、僕の終わらない夢なんだと思う。

 

あ、言い忘れた。

「結婚おめでとうね!」